DX-S35F マルチビーム位相差検出ディスタンスセンサー TAKEX 竹中エンジニアリング TAKEX 竹中エンジニアリング セキュリティストア 【Security Store】

マルチビーム位相差検出ディスタンスセンサー [DX-S35F]

マルチビーム位相差検出ディスタンスセンサー [DX-S35F]

販売価格: 会員のみ販売

商品詳細

TAKEX(竹中電子工業) ディスタンスセンサー 5光軸マルチビーム 位相差検出方式

DX-S35F マルチビーム位相差検出ディスタンスセンサー

5光軸のマルチビームと位相差検出方式を採用した、高精度な距離測定センサーです。対象物の色や材質に左右されず、設定距離内への侵入を確実に検知します。来客カウンターや駐車場ゲート、広域の動体検知に最適なフラッグシップモデルです。

  • 型番: DX-S35F
  • 方式: 位相差検出方式(反射形)
  • 最大検出距離: 3.0m(1.0m〜3.0m ボリウム調整)
  • 光軸構成: 5光軸(エリアマスキング設定可能)
  • 出力形式: フォトモスリレー出力(無極性、最大50mA)
  • 主な用途: 来客検知、車両検知、通過監視、形状の不安定な物体検知
DX-S35F 製品画像

この製品が向いている用途

  • 店舗や施設の「来客カウンター」入力用
  • 駐車場ゲートの「車両通過検知」
  • 通路における「歩行者・動体検知」
  • 金網やパレット等、すき間のある物体の検知
  • 背景に壁がある場所での物体検出

導入前に確認したいポイント

  • 背景(壁やシャッター)から0.75m以上の離隔が必要
  • 本体はIP40。屋外等では防雨ケースが必須
  • 出力負荷は50mA以下。大型リレーの直接駆動は不可
  • 電源投入から0.3秒間は不安定な「ウォームアップ時間」

特長

位相差検出方式(ToF原理)による高精度センシング

投光から受光までの位相差(光の飛行時間)を演算して距離を判定します。従来の反射型センサーと異なり、対象物の色(漆黒の物体など)や表面の光沢状態に影響されにくく、「設定した距離内に物体があるか」を正確に判別します。

5光軸マルチビームによる「面」の警戒

扇状に広がる5本の独立した光軸を同時放射します。いずれか1つの光軸が対象物を捉えれば検知するOR論理回路を採用しており、位置ブレの激しい対象物や網目状の物体に対しても、すり抜けを防ぎ高い検出信頼性を担保します。

10パターンのエリア設定(マスキング機能)

本体背面のロータリースイッチにより、5つの光軸の中から特定の光軸を有効・無効に設定できます。検出エリア内に固定障害物(ポールや壁)がある場合、その部分の光軸だけを無効化することで、物理的なレイアウトを変更せずに最適な検知を実現します。

最大4台までの相互干渉防止機能

マスター/スレーブの同期接続により、最大4台までのセンサーを近接設置できます。お互いの赤外線パルスが交差する現場でも、発光タイミングをずらすことで干渉による誤作動やチャタリングを完全に防止します。

極性を問わないフォトモスリレー出力

出力接点にフォトモスリレーを採用しています。白線・黒線の間に極性がないため、PLC(シーケンサ)の入力仕様がプラスコモン・マイナスコモンのどちらであっても柔軟に対応可能です。

インテリジェントな3色動作表示灯

センサーの動作状態をマルチカラーLEDで表示します。マスターかスレーブかの接続状態によって、待機時の発光色(青/緑)が自動で切り替わるため、現場での接続確認やトラブルシューティングが容易に行えます。

最大3mの広範囲検出とアナログ調整機能

最大3mまでの長距離検出に対応。本体の距離調整ボリウムにより、現場の環境に合わせて1.0mから3.0mの間でシームレスに検出距離をカスタマイズできます。

フェイルセーフを意識したライトオン動作

対象物を検出した際に出力がONになる「ライトオン」動作を採用。断線時や異常時の安全設計を考慮したシステム構築に適しています。

選定時に評価したい強み

  • 確実な検出: 5光軸によるOR論理で、不安定な形状の物体も逃さずキャッチ。
  • 色・材質不問: 位相差方式のため、黒色や光沢のある対象物でも安定検出が可能。
  • 柔軟なエリア設計: ロータリースイッチによる光軸ごとのマスキングが現場で完結。
  • 施工性の高さ: 無極性出力と同期機能により、複雑な配線環境でも導入がスムーズ。

施工・設置ガイド

本製品の性能を最大限に引き出し、誤動作を防ぐための重要な設置条件です。

確認項目 設置・施工時のルール
背景との離隔 検出エリアの奥に壁やシャッターがある場合、背景から手前に0.75m以上の余裕を確保して距離設定を行ってください。
ハウジング保護 保護構造はIP40(前面レンズ部のみ)です。屋外や水のかかる場所では必ず専用の防雨ハウジング内に設置してください。
ハウジング窓の密着 ハウジングの透明カバー越しに検知する場合、カバーとレンズ面を完全に密着させてください。隙間があると内部反射で誤作動します。
配線ノイズ対策 動力線(AC100/200V等)やインバータ線とは別配管・別ルートで敷設してください。
出力負荷制限 許容負荷電流は最大50mAです。誘導負荷(大型リレーやモーター)を直接駆動しないでください。

製品仕様

項目 内容
型番DX-S35F
品名マルチビーム位相差検出ディスタンスセンサー
検出方式反射形(位相差検出方式)
検出距離0.1 〜 3.0m(ボリウム調整)
標準検出物体300×900 mm 白紙
光軸数5光軸(エリア設定可能)
操作電源DC12 〜 24V ±10% リップル10%以下
消費電力1.7W 以下(DC24V時)/ 2W以下(仕様最大値)
出力モードフォトモス出力(無極性、ショート保護装備)
負荷電流50mA (DC30V) 以下、残留電圧2V以下
動作モードライトオン(検出時ON)
相互干渉防止機能装備(M/S接続時:最大4台まで同期可能)
応答時間ON時:0.1s以下、OFF時:0.3s以下
投光用光源(波長)赤外LED(850nm)
表示灯橙色(動作表示)、青色(マスター時待機)、緑色(スレーブ時待機)
調整ボリウム距離調整ボリウム(1〜3m目安)
設定スイッチ検出エリア設定用ロータリースイッチ(10パターン)
付帯機能電源逆接続保護、出力短絡保護
使用環境温度-20 〜 +55℃(氷結しないこと)
使用環境湿度35 〜 85%RH(結露しないこと)
使用周囲照度20,000 lx以下(太陽光・白熱灯等)
保護構造IP40
外装材質ケース:耐熱ABS、前面カバー:ポリカーボネイト
接続方式コード引出し式(外径φ4.8mm、0.2mm2×6芯、長さ2m)
質量約 170g

FAQ

Q:黒い色の服を着た人や、黒色の車両でも検知できますか? A:はい、検知可能です。本機は反射光の強さではなく「位相差(距離)」で判定するため、光を吸収しやすい黒色の物体でも高い精度で検出できます。
Q:センサーの正面に壁がありますが、その手前を通る人だけを検知できますか? A:可能です。距離調整ボリウムで壁までの距離より手前に設定してください。ただし、壁(背景)から手前に0.75m以上の離隔が必要です。
Q:出力に直接AC100Vのリレーを接続しても大丈夫ですか? A:いいえ、不可です。本機の出力はDC30V 50mA以下です。AC100V回路や、電流の大きなリレーを駆動する場合は、中間リレー(PLCや小型リレー)を介してください。
Q:屋外で使用することはできますか? A:本体のみではIP40(屋内仕様)のため、屋外では使用できません。必ず防雨用のハウジングやケースに収納して設置してください。
Q:電源を入れていないのにLEDが光らない、または出力が出ない時間はありますか? A:電源投入後、約0.3秒間は「ウォームアップタイム」として動作が不安定になるため、その間の信号は無視するように上位システムで制御してください。
Q:5光軸のうち、右側の2本だけを無効にすることはできますか? A:はい、背面のロータリースイッチの設定により、特定の光軸をマスキングすることが可能です。設置環境の障害物に合わせて調整してください。
Q:単体で使用しているのに、LEDが「緑色」に光っています。故障でしょうか? A:単体(マスター)使用時は通常「青色」です。緑色の場合、紫線(同期入力)にノイズが乗っているか、結線ミスが考えられます。紫線の絶縁を確認してください。
Q:2台並べて設置した際に、お互いに干渉して誤作動しませんか? A:相互干渉防止用の通信線(桃線・紫線)を接続することで、最大4台まで同期し、干渉を防ぐことができます。
Q:メンテナンスでレンズを拭く際、アルコールを使ってもいいですか? A:アルコールやシンナー等の有機溶剤は、前面カバー(ポリカーボネイト)を劣化・白濁させるため絶対に使用しないでください。柔らかい布で乾拭きしてください。
Q:プレス機の安全装置として使えますか? A:いいえ、人体保護目的の安全装置(セーフティライトカーテン等)としては使用できません。産業用検知センサーとしてのみご使用ください。