LoRaWANフィールドテスター [FT101]
販売価格: 会員のみ販売
商品詳細
FT101:LoRaWANネットワークを可視化・最適化する高性能フィールドテスター
FT101は、LoRaWANネットワークの構築と保守を劇的に効率化するポータブルな信号診断・検証デバイスです。Android OSを搭載し、スマートフォンのような直感的な操作感で、RSSI、SNR、パケットロス率といった重要なネットワーク指標を現場でリアルタイムに計測できます。ゲートウェイ設置前のエリア調査から、導入後のカバレッジ最適化まで、IoTプロジェクトの成功に不可欠なインサイトを提供します。
FT101の主要な特徴
ネットワーク信号のリアルタイム分析と詳細可視化
5.72インチの大型HDタッチスクリーンを搭載しており、ゲートウェイとエンドデバイス間の通信状態をその場で瞬時に把握できます。RSSI(受信信号強度)、SNR(信号対雑音比)、パケットロス率といった、LoRaWANの安定運用に欠かせないキーメトリクスをリアルタイムでグラフ表示します。数値だけでなく視覚的に信号の挙動を確認できるため、熟練したエンジニアでなくとも現場の通信環境を容易に判断でき、迅速なトラブルシューティングやエリア設計が可能になります。
全世界の主要なLoRaWAN周波数帯を網羅
外部アンテナを交換することで、日本国内で使用されるAS923(1〜4)をはじめ、EU868、US915、AU915、KR920など、全世界のLoRaWAN周波数帯に幅広く対応します。グローバルにプロジェクトを展開する際も、この1台があれば地域を問わず信号評価を行うことができます。内蔵されたSX1262モジュールにより、高い受信感度と安定した動作を実現しており、標準的なすべてのLoRaWANゲートウェイおよび主要なネットワークサーバーとの高い互換性を維持しています。
GPS位置情報と連動した確実なカバレッジ計測
GNSS(GPS/Glonass/Beidou/Galileo)ポジショニング機能を内蔵しており、計測データに緯度・経度の位置情報を自動的に紐付けることが可能です。どの地点でどのような信号強度が記録されたかを地図上にマッピングできるため、広大な敷地におけるゲートウェイのカバーエリアを精緻に検証できます。この位置情報を伴うデータ記録機能により、死角となっている場所の特定や、将来的なデバイス増設のための最適な設置スポットをデータに基づいて選定することが可能になります。
環境ノイズスキャンによる最適なチャネル設定の支援
ノイズスキャン機能を実行することで、各チャネルの信号ノイズレベルを検出し、詳細なレポートを作成します。LoRaWANの通信は他の無線機器との干渉を受ける可能性がありますが、本機を用いて現場の電波状況を事前に調査することで、干渉の少ないクリーンなチャネルや最適なゲートウェイ配置を見極めることができます。これにより、導入後の予期せぬ通信障害リスクを大幅に低減し、ミッションクリティカルなIoT環境においても一貫した接続信頼性を担保します。
ゲートウェイ設置前のシミュレーション「ピンポン」機能
本機は2台のデバイスを使用してゲートウェイとノードの通信を模擬する「ピンポン」機能をサポートしています。実際のゲートウェイやエンドデバイスの本設置を行う前に、アップリンクとダウンリンクの双方向通信をテストできるため、インフラ工事前の事前エリア調査を極めて低コストかつ効率的に実施できます。設置後に「電波が届かない」といった施工ミスを防ぎ、工期短縮とコスト削減に直接貢献します。現場の状況に合わせたSF(拡散率)の調整もシミュレート可能です。
Androidプラットフォームによる柔軟なデバイス管理
Android 12.0 OSを搭載しており、Milesight ToolBoxアプリを直接インストールすることが可能です。内蔵のNFCやBluetooth機能を活用すれば、フィールドテスター本体をそのままコンフィギュレーターとして使用し、現場に設置された他のMilesightセンサーの初期設定やパラメータ変更をワイヤレスで行えます。別途PCやスマートフォンを持ち込む必要がなく、FT101 1台でネットワークテストからデバイス設定までを完結できるため、保守作業の装備を最小限に抑えることができます。
長時間のフィールドワークを支えるスタミナと堅牢性
4300mAhの大容量リチウムイオンバッテリーを内蔵し、アクティブなテスト作業時でも最大約8時間の連続稼働を実現します。待機モードでは300時間以上の持続が可能なため、数日間にわたる大規模な現場調査にも対応できます。さらに、IP65等級の防塵・防水性能を備えた頑丈な筐体設計により、粉塵の多い工場や湿気の高い屋外環境でも安心して使用可能です。充電およびデータ転送には汎用性の高いUSB Type-Cを採用しており、モバイルバッテリーによる給電もサポートしています。
シームレスなレポート出力とデータ分析機能
記録された膨大なテストデータは、USB Type-Cポートを介して簡単にPCへエクスポートできます。RSSI、SNR、パケット数、GPS座標、拡散率(SF)、送信出力などの詳細情報をCSV形式等のレポートとして出力可能なため、詳細なオフライン分析やクライアントへの提出資料作成をスムーズに行えます。現場での迅速な一次判断と、オフィスでの深いデータ解析の両立を支援し、IoTプロジェクトの品質管理レベルを向上させるためのプロフェッショナルなツールセットです。
導入によるメリット
- 農場・ビニールハウス: 広大な農地にゲートウェイを設置する際、中継器が必要な場所やセンサーの死角を事前に特定。通信の安定性を確保し、作物の確実なモニタリングを可能にします。
- 工場・産業施設: 機械設備や金属壁が電波を遮断しやすい複雑な屋内環境において、機器キャビネットや地下ピット内まで信号が届くかを検証し、最適な配置プランを策定できます。
- スマートシティ・公共インフラ: マンホール内のセンサーや街路灯の監視デバイスを設置する際、地下や障害物越しでも確実にゲートウェイと接続できるかを確認し、無駄な再施工コストを排除します。
- オフィス・スマートビル: 複数のフロアや厚いコンクリート壁があるビル内で、フロアを跨いだ通信状況を可視化。最小限のゲートウェイ数で全館をカバーできる経済的な設計を支援します。
- 医療・介護施設: 重要なバイタルセンサーを設置する病院内で、通信のデッドゾーンを完全に解消。命に関わるデータの欠落を許さない、極めて信頼性の高いネットワーク構築をデータで保証します。
- 倉庫・物流センター: 高い棚や金属製パレットが頻繁に移動する動的な環境で、位置情報と連動した信号強度マップを作成。在庫管理タグがどこにいても安定して通信できる環境を整備します。
製品仕様
| 仕様詳細 | |
|---|---|
| ディスプレイ | |
| スクリーン | 5.72インチ TP LCD タッチスクリーン |
| 解像度 | 1440 x 720 ピクセル |
| ハードウェアシステム | |
| CPU | Octa-core MTK6762, 2 GHz |
| メモリ | 4GB RAM + 64GB ROM |
| オペレーティングシステム | Android 12.0 |
| NFC | ISO/IEC 14443A プロトコル対応(読み取り距離:1-3cm) |
| 拡張ストレージ | 1 × Micro SD スロット(最大 256GB サポート) |
| LoRaWAN通信仕様 | |
| チャネル数 | 1 |
| アンテナコネクタ | 1 × 50 Ω SMA メス型コネクタ |
| 対応周波数帯 | CN470 / IN865 / RU864 / EU868 / US915 / AU915 / KR920 / AS923-1,2,3&4 |
| 受信感度 | -137dBm @125kHz, SF=12 |
| 最大送信出力 | 19dBm (470 MHz) / 16dBm (868 MHz) / 22dBm (915 MHz) |
| プロトコル | LoRaWAN? V1.0.3 |
| 動作モード | OTAA Class A |
| インターフェースと測位 | |
| Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n, 2.4 GHz / IEEE 802.11 a/n/ac, 5 GHz |
| Bluetooth | Bluetooth 4.0 (BLE) |
| GNSS (測位) | GPS / Glonass / Beidou / Galileo |
| USB | 1 x USB 3.0 Type-C ポート(電源供給および OTG 対応) |
| 物理特性・物理仕様 | |
| 電源 | 1. 内蔵 4.3V / 4300mAh リチウムイオン充電式バッテリー 2. USB Type-C経由 5V?2A 給電 |
| バッテリー寿命 | 約 8 時間連続使用(スタンバイモード:300時間以上) |
| 動作温度 | -10°C 〜 50°C |
| 保管温度 | -20°C 〜 60°C |
| 相対湿度 | 95%(結露なきこと) |
| 保護等級 | IP65 |
| 外形寸法 | 178 × 83 × 17 mm (7 × 3.26 × 0.67 in) |
| 重量 | 242 g(アンテナ含まず) |
| 認証 | |
| 規制認証 | CE |
| 環境規制 | RoHS |