FT101:LoRaWANフィールドテスター(Android 12・GPS内蔵・IP65・ピンポン機能搭載) | Milesight

LoRaWANフィールドテスター [FT101]

LoRaWANフィールドテスター [FT101]

販売価格: 会員のみ販売

商品詳細

LoRaWAN? Field Testing Android 12 GNSS/GPS IP65

FT101:LoRaWANネットワークを可視化・最適化する高性能フィールドテスター

FT101は、LoRaWANネットワークの構築と保守を劇的に効率化するポータブルな信号診断・検証デバイスです。Android OSを搭載し、スマートフォンのような直感的な操作感で、RSSI、SNR、パケットロス率といった重要なネットワーク指標を現場でリアルタイムに計測できます。ゲートウェイ設置前のエリア調査から、導入後のカバレッジ最適化まで、IoTプロジェクトの成功に不可欠なインサイトを提供します。

Milesight FT101 LoRaWANフィールドテスターの製品写真。大型の5.72インチタッチスクリーンにネットワーク強度やパケットロス率のグラフが表示され、現場での信号評価を行っている様子。頑丈な黒い筐体にアンテナが装着されたプロフェッショナルな外観。

FT101の主要な特徴

ネットワーク信号のリアルタイム分析と詳細可視化

5.72インチの大型HDタッチスクリーンを搭載しており、ゲートウェイとエンドデバイス間の通信状態をその場で瞬時に把握できます。RSSI(受信信号強度)、SNR(信号対雑音比)、パケットロス率といった、LoRaWANの安定運用に欠かせないキーメトリクスをリアルタイムでグラフ表示します。数値だけでなく視覚的に信号の挙動を確認できるため、熟練したエンジニアでなくとも現場の通信環境を容易に判断でき、迅速なトラブルシューティングやエリア設計が可能になります。

全世界の主要なLoRaWAN周波数帯を網羅

外部アンテナを交換することで、日本国内で使用されるAS923(1〜4)をはじめ、EU868、US915、AU915、KR920など、全世界のLoRaWAN周波数帯に幅広く対応します。グローバルにプロジェクトを展開する際も、この1台があれば地域を問わず信号評価を行うことができます。内蔵されたSX1262モジュールにより、高い受信感度と安定した動作を実現しており、標準的なすべてのLoRaWANゲートウェイおよび主要なネットワークサーバーとの高い互換性を維持しています。

GPS位置情報と連動した確実なカバレッジ計測

GNSS(GPS/Glonass/Beidou/Galileo)ポジショニング機能を内蔵しており、計測データに緯度・経度の位置情報を自動的に紐付けることが可能です。どの地点でどのような信号強度が記録されたかを地図上にマッピングできるため、広大な敷地におけるゲートウェイのカバーエリアを精緻に検証できます。この位置情報を伴うデータ記録機能により、死角となっている場所の特定や、将来的なデバイス増設のための最適な設置スポットをデータに基づいて選定することが可能になります。

環境ノイズスキャンによる最適なチャネル設定の支援

ノイズスキャン機能を実行することで、各チャネルの信号ノイズレベルを検出し、詳細なレポートを作成します。LoRaWANの通信は他の無線機器との干渉を受ける可能性がありますが、本機を用いて現場の電波状況を事前に調査することで、干渉の少ないクリーンなチャネルや最適なゲートウェイ配置を見極めることができます。これにより、導入後の予期せぬ通信障害リスクを大幅に低減し、ミッションクリティカルなIoT環境においても一貫した接続信頼性を担保します。

ゲートウェイ設置前のシミュレーション「ピンポン」機能

本機は2台のデバイスを使用してゲートウェイとノードの通信を模擬する「ピンポン」機能をサポートしています。実際のゲートウェイやエンドデバイスの本設置を行う前に、アップリンクとダウンリンクの双方向通信をテストできるため、インフラ工事前の事前エリア調査を極めて低コストかつ効率的に実施できます。設置後に「電波が届かない」といった施工ミスを防ぎ、工期短縮とコスト削減に直接貢献します。現場の状況に合わせたSF(拡散率)の調整もシミュレート可能です。

Androidプラットフォームによる柔軟なデバイス管理

Android 12.0 OSを搭載しており、Milesight ToolBoxアプリを直接インストールすることが可能です。内蔵のNFCやBluetooth機能を活用すれば、フィールドテスター本体をそのままコンフィギュレーターとして使用し、現場に設置された他のMilesightセンサーの初期設定やパラメータ変更をワイヤレスで行えます。別途PCやスマートフォンを持ち込む必要がなく、FT101 1台でネットワークテストからデバイス設定までを完結できるため、保守作業の装備を最小限に抑えることができます。

長時間のフィールドワークを支えるスタミナと堅牢性

4300mAhの大容量リチウムイオンバッテリーを内蔵し、アクティブなテスト作業時でも最大約8時間の連続稼働を実現します。待機モードでは300時間以上の持続が可能なため、数日間にわたる大規模な現場調査にも対応できます。さらに、IP65等級の防塵・防水性能を備えた頑丈な筐体設計により、粉塵の多い工場や湿気の高い屋外環境でも安心して使用可能です。充電およびデータ転送には汎用性の高いUSB Type-Cを採用しており、モバイルバッテリーによる給電もサポートしています。

シームレスなレポート出力とデータ分析機能

記録された膨大なテストデータは、USB Type-Cポートを介して簡単にPCへエクスポートできます。RSSI、SNR、パケット数、GPS座標、拡散率(SF)、送信出力などの詳細情報をCSV形式等のレポートとして出力可能なため、詳細なオフライン分析やクライアントへの提出資料作成をスムーズに行えます。現場での迅速な一次判断と、オフィスでの深いデータ解析の両立を支援し、IoTプロジェクトの品質管理レベルを向上させるためのプロフェッショナルなツールセットです。

導入によるメリット

  • 農場・ビニールハウス: 広大な農地にゲートウェイを設置する際、中継器が必要な場所やセンサーの死角を事前に特定。通信の安定性を確保し、作物の確実なモニタリングを可能にします。
  • 工場・産業施設: 機械設備や金属壁が電波を遮断しやすい複雑な屋内環境において、機器キャビネットや地下ピット内まで信号が届くかを検証し、最適な配置プランを策定できます。
  • スマートシティ・公共インフラ: マンホール内のセンサーや街路灯の監視デバイスを設置する際、地下や障害物越しでも確実にゲートウェイと接続できるかを確認し、無駄な再施工コストを排除します。
  • オフィス・スマートビル: 複数のフロアや厚いコンクリート壁があるビル内で、フロアを跨いだ通信状況を可視化。最小限のゲートウェイ数で全館をカバーできる経済的な設計を支援します。
  • 医療・介護施設: 重要なバイタルセンサーを設置する病院内で、通信のデッドゾーンを完全に解消。命に関わるデータの欠落を許さない、極めて信頼性の高いネットワーク構築をデータで保証します。
  • 倉庫・物流センター: 高い棚や金属製パレットが頻繁に移動する動的な環境で、位置情報と連動した信号強度マップを作成。在庫管理タグがどこにいても安定して通信できる環境を整備します。

製品仕様

仕様詳細
ディスプレイ
スクリーン5.72インチ TP LCD タッチスクリーン
解像度1440 x 720 ピクセル
ハードウェアシステム
CPUOcta-core MTK6762, 2 GHz
メモリ4GB RAM + 64GB ROM
オペレーティングシステムAndroid 12.0
NFCISO/IEC 14443A プロトコル対応(読み取り距離:1-3cm)
拡張ストレージ1 × Micro SD スロット(最大 256GB サポート)
LoRaWAN通信仕様
チャネル数1
アンテナコネクタ1 × 50 Ω SMA メス型コネクタ
対応周波数帯CN470 / IN865 / RU864 / EU868 / US915 / AU915 / KR920 / AS923-1,2,3&4
受信感度-137dBm @125kHz, SF=12
最大送信出力19dBm (470 MHz) / 16dBm (868 MHz) / 22dBm (915 MHz)
プロトコルLoRaWAN? V1.0.3
動作モードOTAA Class A
インターフェースと測位
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/n, 2.4 GHz / IEEE 802.11 a/n/ac, 5 GHz
BluetoothBluetooth 4.0 (BLE)
GNSS (測位)GPS / Glonass / Beidou / Galileo
USB1 x USB 3.0 Type-C ポート(電源供給および OTG 対応)
物理特性・物理仕様
電源1. 内蔵 4.3V / 4300mAh リチウムイオン充電式バッテリー
2. USB Type-C経由 5V?2A 給電
バッテリー寿命約 8 時間連続使用(スタンバイモード:300時間以上)
動作温度-10°C 〜 50°C
保管温度-20°C 〜 60°C
相対湿度95%(結露なきこと)
保護等級IP65
外形寸法178 × 83 × 17 mm (7 × 3.26 × 0.67 in)
重量242 g(アンテナ含まず)
認証
規制認証CE
環境規制RoHS

よくあるご質問

Q: ゲートウェイが1台も設置されていない状態でもテストは可能ですか? A: はい、可能です。FT101を2台用意し、1台をゲートウェイの代わりに、もう1台をエンドノードの代わりに設定して通信を行う「ピンポン機能」を使用することで、ゲートウェイの設置前にカバレッジ(電波の到達範囲)のシミュレーションテストを行うことができます。
Q: 計測したデータをエクセル等で管理することはできますか? A: はい、記録されたデータはUSB Type-Cポート経由でPCへ転送し、CSV形式等のレポートとして出力可能です。信号強度だけでなく、GPSによる位置情報も含まれるため、マップ上での管理も容易です。
Q: 日本国内の技術基準適合証明(技適)には対応していますか? A: Milesight製品は世界各国の規制に合わせて設計されています。本テスターも周波数設定でAS923を選択することで、日本の法規制に準じた計測が可能です。