UC502 屋外用LoRaWANコントローラー(電池駆動・IP68完全防水・SDI-12/RS485対応) | Security Store

屋外用LoRaWANコントローラー(電池駆動) [UC502]

屋外用LoRaWANコントローラー(電池駆動) [UC502]

販売価格: 会員のみ販売

商品詳細

LoRaWAN? Replaceable Battery IP68 SDI-12 M12 Connector

UC502:過酷な屋外環境を電池駆動で支えるLoRaWAN?多機能コントローラー

Milesight UC502 屋外用コントローラーの製品外観。堅牢なグレーの防水筐体に、配線接続用のM12コネクタが複数配置されています。日照のない場所でも運用可能な大容量バッテリー内蔵モデルで、壁面やポールへの設置が可能な産業用グレードのデバイスです。

UC502の主要な特徴

環境計測をシンプルにするSDI-12インターフェースの搭載

UC502は、環境モニタリングの標準規格であるSDI-12インターフェースを搭載しています。これにより、気象観測用センサー、高精度な水位計、土壌水分センサー、農業用計測器など、複雑な通信制御が必要な多機能センサーを最大1台、極めて容易にLoRaWANネットワークへ統合できます。SDI-12 V1.4に準拠した透明送信機能をサポートしているため、専門的な機器が持つ詳細なデータを損なうことなくクラウドへ伝送可能です。環境調査における配線や設定の煩雑さを解消し、スマートな観測体制を即座に構築できる点が大きな強みです。

3本の超大容量リチウム電池による長期安定運用

UC502は、3本の9000 mAh大容量交換式リチウム電池(ER26500 Li-SOCl2)を搭載できる設計を採用しています。ソーラーパネルを搭載したモデルとは異なり、日照条件に左右されないため、森林の中や日陰、あるいは冬期の日照時間が短い寒冷地でも、電池の力だけで数年単位の長期稼働を実現します。電源工事が不要なため設置場所を選ばず、物理的な制約を完全に排除した自由な配置が可能です。さらに外部DC給電(5-24V)にも対応しているため、電源の冗長化や電源のある環境でのハイブリッド運用にも柔軟に対応します。

過酷な屋外現場に耐えうるIP68準拠の超堅牢設計

屋外設置を前提としたUC502は、IP68規格の高度な保護性能を誇ります。水深1メートルの水中に7日間浸漬しても耐えうる密封設計に加え、外部接続部には産業用のM12 Aコードコネクタを採用。これにより、激しい雨、高い湿度、砂埃、腐食性の空気、さらには激しい振動が発生する現場においても、内部の精密回路を確実に守り抜きます。故障リスクを最小限に抑えた堅牢なボディは、山間部、沿岸部、農場、工事現場など、インフラが未整備で環境変化の激しい場所での長期的なデータ収集において、極めて高い信頼性を提供します。

多彩な産業用インターフェースを統合するセンサーハブ機能

SDI-12に加え、GPIO、アナログ入力(4-20mA / 0-10V)、RS232、RS485といった多様なインターフェースを標準装備しています。一つのデバイスに複数の有線センサーを同時に接続できるため、これまで個別に用意していた通信機をUC502一台に集約でき、導入コストとメンテナンスの手間を大幅に削減します。デジタル信号のパルスカウンターからシリアル通信によるデータ収集まで、現場に存在する既存の計測機器やスイッチの情報をLoRaWANへと変換・統合し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる中心的な役割を担います。

データの完全性を保証するローカル保存と再送アルゴリズム

通信環境が不安定な屋外でもデータの欠落を防ぐため、UC502は強力なデータ保護機能を備えています。デバイス内部には最大600件の履歴データを保存できるストレージを搭載しており、ネットワーク障害時でも計測値を失うことはありません。通信が復旧した際には、保存されていたデータを自動的に再送信(Retransmission)する機能をサポートしています。これにより、サーバー側で受信するデータの連続性が保たれ、後からのデータ分析やレポート作成において正確なトレーサビリティを確保できます。重要なインフラ管理において、情報の信頼性を担保するための必須機能です。

NFC技術を活用したスマートフォンによる迅速なセットアップ

現場での設定作業を劇的に簡略化するため、NFC(近距離無線通信)機能を内蔵しています。専用のモバイルアプリをインストールしたスマートフォンを筐体にかざすだけで、電源のオン/オフ、ネットワーク構成、インターフェースの動作モード変更などが一瞬で完了します。高所や足場の悪い場所に設置した後でも、ケースを開けることなく設定変更やステータス確認が可能です。従来の有線USB接続(Type-Cポートも内蔵)に頼ることなく、現場作業者の負担を軽減し、大規模なデバイス展開時のセットアップ時間を大幅に短縮します。

リアルタイムな異常検知を実現するインテリジェント・アラーム

UC502は、収集したデータが設定した閾値を超えた場合、または値が急激に変化(Change Alarm)した場合に、スケジュールされた報告時間を待たずに即座にデータを送信する機能を備えています。この「閾値アラート」機能により、河川の急激な水位上昇や工場の異音、農地の温度異常などの危機的状況をリアルタイムで管理者に通知できます。プロアクティブなモニタリングを可能にすることで、異常事態への迅速な初動対応を支援し、施設や設備の被害を最小限に抑えるためのクリティカルな情報伝達を確実に行います。

最大15kmをカバーするLoRaWANの長距離ワイヤレス通信

LoRaWAN通信技術を採用することで、従来の無線通信では到達困難だった広範囲なカバーエリアを実現しています。見通しの良い郊外であれば最大15km、遮蔽物の多い都市部でも約2kmという圧倒的な長距離伝送を、バッテリー駆動という限られた電力で可能にします。内部アンテナモデルに加え、電波環境の厳しい場所向けに外部アンテナモデルも選択でき、設置環境の無線特性に合わせた最適な信号強度を確保できます。広大な農場、地下施設、あるいは広域なインフラ設備から、ゲートウェイまで安定したデータ伝送を約束します。

導入によるメリット

  • 農場・牧場: 電源のない遠隔地の土壌水分や日射量を計測。3本の電池で数年間稼働するため、ソーラーパネルが設置しづらい木陰や傾斜地でも安定した管理が可能です。
  • 河川・上下水道: SDI-12水位計と連携し、IP68の完全防水性能で増水を監視。通信障害時も内蔵メモリが記録を保持し、防災レポートに必要なデータを確実に残せます。
  • 工場・プラント: 既存のメーターやセンサーをRS485で接続。配線工事なしで設備の稼働状況をデジタル化し、巡回点検のコストを大幅に削減しつつ異常検知を自動化できます。
  • 山間部・森林: 土砂崩れの予兆を検知する傾斜計や、降雨量計のデータを長距離伝送。ソーラーパネルを汚す落葉や鳥害の心配がない電池駆動が、長期安定稼働の鍵となります。
  • 公共施設・建物管理: 屋外に点在する受水槽やガス設備のデジタル出力を集約。閾値アラーム機能により、漏水や異常使用の兆候を即座に通知し、迅速な保守対応を実現します。
  • 物流・倉庫(屋外ヤード): 資材置き場やコンテナ付近の環境モニタリングに。NFC設定により現場でのキッティングが容易で、多数のポイントを迅速にIoT化することが可能です。

製品仕様

仕様詳細
無線伝送
プロトコルLoRaWAN?
アンテナ内部アンテナ または 外部アンテナ (ハードウェアオプション)
外部アンテナ (EA版)1 × 50 Ω SMA Female コネクタ
周波数CN470/IN865/EU868/RU864/US915/AU915/KR920/AS923-1&2&3&4
送信出力16dBm (868 MHz) / 20dBm (915 MHz) / 19dBm (470 MHz)
受信感度-137dBm @300bps
動作モードOTAA/ABP Class A
データインターフェース
インターフェース形式M12 A-Coded Male (産業用防水コネクタ)
I/O (GPIO)
ポート数2 × GPIO
論理レベルLow: 0~0.8 V, High: 2.5~3.3 V
最大電流20 mA
動作モードデジタル入力, デジタル出力, パルスカウンター (ソフトウェア切替)
入力周波数推奨値: 4000 Hz 以下
シリアルポート
ポート数1 × RS232 または RS485 (ソフトウェア切替)
ボーレート1200 ~ 115200 bps
対応プロトコル透過送信 (Transparent), Modbus RTU (RS485のみ)
アナログ入力
ポート数2 × アナログ入力
分解能12 bit
入力範囲4 ~ 20 mA または 0 ~ 10 V (切替可能)
SDI-12
ポート数1 × SDI-12
対応プロトコルSDI-12 V1.4, 透過送信 (Transparent)
電源出力
ポート数2 × 3.3 V, 2 × 5/9/12 V (切替可能)
給電時間 (データ収集前)3.3V: 連続給電, 5/9/12V: 0 ~ 10分 (設定可能)
ソフトウェア・高度機能
設定方法モバイルApp (NFC経由), PCソフトウェア (USB Type-C経由), ダウンリンク
電源操作NFC, USB Type-C, 内蔵電源ボタン
高度な機能閾値アラーム, 変化通知アラーム, データストレージ (最大600件), データ取得, 再送信機能
物理特性
電源供給1. 3 × 9000 mAh 交換式 ER26500 リチウム塩化チオニル電池 (Li-SOCl2)
2. DC 5-24V (M12コネクタ経由)
動作温度-30°C ~ 70°C
相対湿度0% ~ 95% (結露なきこと)
保護等級IP68 (水深1mで7日間の浸漬試験をクリア)
外形寸法116 × 116 × 45.5 mm (コネクタ部を除く)
重量約 142.3g (本体のみ) / 産業用メタル・樹脂ハイブリッド設計
設置方法壁面取り付け, ポール取り付け
認証・適合規格
規制認証CE, FCC, ISED
環境適合RoHS

よくあるご質問

Q: UC501(ソーラー版)とUC502の違いは何ですか? A: UC502は太陽光パネルを持たず、代わりに3本の大容量電池(合計27,000mAh相当)を搭載可能なモデルです。日照の確保が難しい日陰、森林、または太陽光パネルの汚れが懸念される現場での長期運用に最適化されています。
Q: 外部アンテナは必要ですか? A: 通常の環境であれば内部アンテナモデルで十分な通信が可能です。ただし、深い森の中や建物に囲まれた場所、あるいは極限まで距離を伸ばしたい場合は、外部アンテナモデル(EA版)を選択いただくことで、より安定した通信環境を確保できます。
Q: 接続したセンサーに電源を供給することはできますか? A: はい、UC502にはセンサー用の電源出力ポートが備わっています。3.3Vの連続給電に加え、5V/9V/12Vの切替式出力(計測前のみの給電も可能)を持っており、外部電源を持たないセンサーの駆動もサポートします。
Q: バッテリーの交換はユーザー自身で行えますか? A: はい、市販のER26500電池を採用しているため、寿命が来た際にはユーザー様ご自身で交換していただくことが可能です。これにより、デバイスごと買い換える必要がなく、長期間の資産活用が可能です。