LoRaWAN IoTコントローラー(Modbus対応) [UC100]
販売価格: 会員のみ販売
商品詳細
UC100:既存のModbusデバイスをLoRaWANへ統合するインテリジェントIoTコントローラー
UC100の主要な特徴
既存設備のModbus資産を容易にワイヤレス化
UC100は、産業現場で広く普及しているModbus RTUプロトコルを、長距離無線通信規格であるLoRaWANへと変換するブリッジとして機能します。高価なPLCの交換や、大規模な配線工事を伴うネットワーク刷新を行うことなく、RS485インターフェースを介して既存のセンサー、電力メーター、アクチュエータなどのデータを即座にクラウドや管理システムへ送信可能です。これにより、古い設備が残る工場やビルでも、最小限の投資でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できる強力なツールとなります。
最大64個のレジスタに対応する高度なデータ収集
コンパクトな外観ながら、最大64個のModbusレジスタからのデータ読み取りをサポートしています。単一のデバイスから複数のパラメータ(例えば、電力メーターにおける電圧、電流、電力、周波数など)を同時に取得し、効率的にLoRaWANパケットとして送信できます。Modbus透過送信(パススルー)にも対応しているため、エンドツーエンドでの確実なデータ連携が可能です。これにより、複雑な機器構成を持つシステムにおいても、情報密度を損なうことなくリアルタイムな遠隔監視を実現します。
ネットワーク障害時も安心なデータ整合性の確保
UC100は、最大800セットの履歴データを保存できる拡張ストレージ機能を内蔵しています。万が一、LoRaWANネットワークに一時的な障害が発生したり、ゲートウェイとの通信が途切れたりした場合でも、デバイス内部にデータを保持し続けることができます。通信が復旧した際には、保存されていたデータを再送信(Retransmission)する機能を備えており、データの欠落(データホール)を防ぎます。重要なエネルギー管理や環境監視において、情報の連続性を担保することは、分析の精度向上に直結します。
ゲートウェイ不要の高速通信Milesight D2Dへの対応
LoRa技術を活用したMilesight独自のD2D(Device-to-Device)プロトコルに対応しています。これにより、LoRaWANゲートウェイを介することなく、UC100と他のMilesight製デバイス(ノード)間で直接通信が可能です。D2D通信は1秒未満という極めて低い遅延で動作するため、瞬時の判断が必要な現場でのスイッチ制御やアラート連動に最適です。ゲートウェイ設置コストの削減に加え、通信インフラに依存しないローカルな自動化システムを構築できるのが大きな利点です。
エッジ側で判断を下すインテリジェント・トリガー・システム
ユーザーは、特定の条件に基づいてアクションを実行する「IF-THEN」形式のコマンドを最大16件設定可能です。例えば「特定の値が閾値を超えたら、接続されたリレーを制御する」といったロジックをデバイス自身に持たせることができます。この処理はUC100内部で行われるため、クラウドやゲートウェイとの通信を待たずに即座に反応(自律動作)が可能です。ネットワークが切断されている状態でも、あらかじめ設定されたコマンドは実行され続けるため、現場の自律的な安全管理に大きく寄与します。
設置場所を選ばない柔軟な給電方式と設計
産業現場の多様な電源環境に対応するため、DC 5Vから24Vまでの幅広い電圧入力に対応した端子台を備えています。また、設定やテスト時にはUSB Type-Cポートからの給電でも動作するため、モバイルバッテリー等を利用した現場でのセットアップも容易です。筐体はわずか32gと非常に軽量かつ薄型で、分電盤内や機器の隙間などの限られたスペースにデスク設置または壁掛け設置が可能です。ホワイトを基調としたPC+ABS素材のケースは、オフィスやラボの環境にも自然に馴染みます。
管理負荷を軽減するローカルおよびリモート設定機能
USB Type-Cポートを介したPCからのローカル設定はもちろん、LoRaWANのダウンリンク機能を用いたリモート設定にも対応しています。一度現場に設置した後は、わざわざデバイスの場所まで行かなくても、事務所から設定の変更やコマンドの送信が行えます。また、Milesightの管理プラットフォームを活用すれば、定義済みのテンプレートを適用するだけで自動的にセットアップが完了するプラグアンドプレイ形式の運用も可能です。これにより、数百台、数千台規模の大規模導入時におけるキッティングコストを劇的に削減します。
都市部から広域までカバーする最新のLoRaWAN技術
最新の無線通信技術により、都市部などの障害物が多いエリアでも最大2km、視界の開けた郊外や農地では最大15kmという圧倒的な通信距離を誇ります。高い受信感度(-137dBm)を備えており、壁や床を隔てた地下階や奥まった機械室からでも、安定したデータ送信が可能です。Class Cモードでの動作に対応しているため、常にサーバーからの指令を待ち受けることができ、リアルタイムな遠隔操作が求められる用途にも余裕を持って対応します。標準的なLoRaWANゲートウェイやサーバーとの高い互換性も確保されています。
導入によるメリット
- 工場・製造現場: 既存のアナログ計器や旧式の工作機械にRS485で接続するだけで、配線工事なしで稼働状況の見える化と遠隔管理が実現します。
- ビル・商業施設: 照明制御システムや空調メーターのModbusデータをLoRaWANで集約し、広い建物内を巡回することなく消費電力の最適化が可能になります。
- スマート農業: 広大な農場に点在する複数の土壌センサーや気象観測機をUC100で統合し、数キロ先の管理棟から一括で環境モニタリングが行えます。
- 太陽光発電所: パネルごとの発電量を計測するパワーコンディショナ(PCS)の情報を収集し、広大な敷地内での異常検知を低コストかつ迅速に行えます。
- 物流倉庫: 冷蔵庫や冷凍庫内の温度センサー値を収集。Milesight D2Dを活用すれば、異常温度検知時にゲートウェイなしで即座に警報機を鳴らせます。
- 医療・介護施設: バックアップ電源や空調設備の稼働データを常に監視。ネットワークが不安定な時も内蔵保存機能により、規制遵守に必要な記録を漏れなく保持できます。
製品仕様
| 仕様詳細 | |
|---|---|
| 無線伝送 | |
| 通信技術 | LoRaWAN?, Milesight D2D |
| アンテナ | 内部アンテナ または 外部アンテナ (ハードウェアオプション) |
| 外部アンテナコネクタ | 1 × 50 Ω SMAコネクタ (Center PIN: SMA Female) |
| 周波数 | CN470/IN865/EU868/RU864/US915/AU915/KR920/AS923-1&2&3&4 |
| 送信出力 | 16dBm (868 MHz)/22dBm (915 MHz)/19dBm (470 MHz) |
| 受信感度 | -137dBm @300bps |
| モード | OTAA/ABP Class C |
| データインターフェース | |
| ポート | 1 × RS485 |
| コネクタ | 2ピン 3.5 mm 端子台 |
| 終端抵抗 | 1 × 120 Ω 抵抗スイッチ |
| ボーレート | 1200~115200 bps |
| プロトコル | Modbus RTU, Passthrough |
| その他 | |
| USB | 1 × Type-C (電源供給、設定、コンソール用) |
| リセットボタン | 1 × リセットボタン (内部) |
| LEDインジケーター | 1 × システム状態表示 |
| 電源コネクタ | 1 × 3.5mm 2ピン端子台 (サージ保護・逆極性保護付き) |
| ソフトウェア | |
| 設定方法 | USB Type-C または ダウンリンク |
| 高度な機能 | 閾値アラーム、変化通知アラーム、データストレージ (最大800件)、データ取得・再送信、Milesight D2D コントローラー/エージェント、IF-THENコマンド、FUOTA |
| 物理特性 | |
| 電源供給 | 1. 電源コネクタ経由 DC 5-24 V 2. Type-Cポート経由 DC 5V/1A |
| 消費電力 | 0.5 W 未満 |
| 筐体素材・カラー | PC+ABS, ホワイト |
| 重量 | 32g |
| 保護等級 | IP30 |
| 動作温度範囲 | -20°C ~ 60°C (-4°F~140°F) |
| 相対湿度 | 0% ~ 95% (結露なきこと) |
| 外形寸法 | 70 × 45 × 13 mm (2.75 × 1.77 × 0.51 in) (コネクタ部含まず) |
| 設置方法 | デスクトップ設置、壁面ネジ取り付け |