PA-4820A パッシブセンサー TAKEX 竹中エンジニアリング TAKEX 竹中エンジニアリング セキュリティストア 【Security Store】

パッシブセンサー TAKEX 竹中エンジニアリング [PA-4820A]

パッシブセンサー TAKEX 竹中エンジニアリング [PA-4820A]

販売価格: 会員のみ販売

商品詳細

竹中エンジニアリング 防犯センサー 面警戒・最長25m 屋内・壁面取付用

PA-4820A パッシブセンサー

PA-4820Aは、人体から放射される遠赤外線を捕捉し侵入者を検知する、面警戒・最長25m対応の屋内用パッシブセンサーです。新開発のデュアルツイン素子とファジィ理論を組み合わせることで、小動物や空調ノイズなどの誤報要因を適確に排除し、非常に高い信頼性を発揮します。オフィス・倉庫・工場など、長距離の警戒が求められる環境での本格的な防犯システム構築に最適なプロフェッショナル仕様の製品です。

  • 型番: PA-4820A
  • 製品名: パッシブセンサー(壁面・コーナー取付用)
  • 方式 / カテゴリ: パッシブインフラレッド方式(PIR) / 防犯機器
  • 主な用途: 倉庫、工場、廊下など長距離(最大25m)の侵入検知システム
  • 設置場所 / 対応環境: 屋内専用(壁面・柱など)、最大取付高さ4.0m
  • 電源 / 通信 / 出力: DC9.5?28V(極性なし) / 無電圧半導体接点(a/b切替式)
PA-4820A パッシブセンサーの製品画像

この製品が向いている用途

  • 倉庫や工場の長い通路・廊下の警戒(最長25m)
  • 大規模オフィスや店舗の侵入検知システム構築
  • 隙間風や空調ノイズがあり、誤報が懸念される環境
  • 複数のセンサーを同一回線で接続する中〜大規模システム

導入前に確認したいポイント

  • 屋内専用機器です。屋外への設置はできません。
  • 最大取付高さは4.0mです。それ以上では足元の死角が拡大します。
  • 遠赤外線はガラスを透過しないため、ガラス越しの検知はできません。
  • 防犯盤側が「b接点(N.C.)検知」の仕様であることを推奨します。

特長

デュアルツイン素子とファジィ理論による極めて高い誤報耐性

受光素子を2つのツイン構造(計4セグメント)で構成した新開発のデュアルツイン素子を搭載しています。素子からの出力をマイコンが「検知体と背景の温度差」「形状差」「立ち上がり速度」「エネルギーの持続時間」などの複数情報から総合的に評価するファジィ理論を採用。人間と小動物(ネズミ等)を適確に識別し、隙間風や外乱光による誤動作を物理的かつ論理的に低減します。

光学系ミラー方式と照準機能で確実なエリア設定

安価なフレネルレンズではなく、精密な反射鏡(ミラー)を採用しており、長距離でも正確に赤外線エネルギーを素子に導きます。さらに、ヘッドユニットをスライドさせることで実際の警戒エリアを目視で確認できる「ビジュアル・アライメント機構」を搭載しており、熟練度に依存しない確実なエリア設定が可能です。

自己診断による異常警報機能

センサー自身が常に健康状態を監視するフェールセーフ機能を備えています。配線抵抗等による低電源電圧(約8.5V以下)、内部回路の断線や破損といった機器異常、そして照準設定後の「戻し忘れ(位置異常)」が発生した場合、即座に警報の連続出力と赤色LEDの連続点滅で異常をシステムに知らせます。

選定時に評価したい強み

  • 微動検知機能: モード切り替えにより、人体のわずかな動きにも敏感に反応する高感度センサーとして運用可能。
  • アラームメモリー機能: 複数台接続時、発報したセンサーの黄色LEDが点灯するため、事後の特定が容易。
  • 柔軟な感度調整: DIPスイッチの切り替えで、現場の環境に合わせて感度を4段階(60%・80%・100%・120%)に設定可能。
  • 極性フリー電源: DC9.5V〜28Vの広範囲な入力に対応し、無極性のため誤配線による焼損リスクがありません。

施工・設置ガイド

誤報(False Alarm)や失報(Missed Alarm)を防ぐためには、適切な設置環境の選定と施工が不可欠です。エアコンや暖房器具の吹き出し口付近、直射日光が当たる場所、揺れる物体(植物やカーテン)がある場所への設置は厳禁です。また、振動のない強固な壁面や柱に確実に固定してください。

確認項目 この製品での考え方と対処
取付高さの制約 最大4.0mまで。これ以上高く設置すると、足元の死角が拡大し感度が著しく低下します。
壁面コーナーへの設置 ベース四隅のノックアウト穴を使用することで、壁面のコーナー(入隅)への斜め取付が可能です。
長距離配線時の電圧降下 複数台接続時は電線の導体抵抗による電圧降下を計算し、端末のセンサーで実測DC9.5V以上を確保してください。

LED表示ステータスと挙動の完全解剖

本機には赤色と黄色の2つのLEDが搭載されており、その点灯・点滅パターンで機器の現在のステータスを完全に把握できます。

状態・現象 アラーム表示灯(赤色) メモリー表示灯(黄色) 機器の内部状態・出力
電源投入直後 (約1分間) 点滅(0.5秒周期) 消灯 ウォームアップ中。人体を検知しても警報出力は出ません。
正常待機時 消灯 消灯 正常警戒中。
発報時 (人体検知) 点灯(約2秒) 消灯 アラーム端子から警報出力(約2秒のワンショット動作)。
異常: 機器破損/断線
異常: 低電源電圧
異常: 照準位置異常
連続点滅 または 連続点灯 消灯 致命的異常。警報は連続出力に固定されます。(防犯盤側で異常と認識)

端子配列と電気的仕様

端子番号 名称 機能詳細・仕様
[1] / [2] 電源 (POWER) DC9.5V ? 28V (極性なし)。消費電流: 30mA以下。
[3] / [4] 警報出力 (ALARM) 無電圧接点 (a接点/b接点をDIP SW3で切替可能)。容量: DC30V/0.25A (抵抗負荷)。接点保護用の3.3Ω抵抗内蔵。
[5] 予備 (SPARE) 中継用・予備端子(内部回路とは非接続)。
[6] M/C (MEMORY) マニュアルメモリー機能の制御入力用。
[7] / [8] タンパー出力 (TAMPER) 無電圧接点 (b接点固定)。カバーを取り外すと接点が「開(OPEN)」。容量: DC30V/0.1A。

DIPスイッチ(モードセレクター)設定

SW番号 機能名称 ON の動作 OFF の動作 出荷時
1 アラーム表示灯 検知時に赤色LED点灯 検知しても点灯しない ON
2 メモリーモード オートリセットモード マニュアルモード ON
3 警報接点切替 a接点 (N.O.) b接点 (N.C.) ※防犯用推奨 OFF
4 感度設定 (上位) SW4とSW5の組み合わせで感度を4段階(60%/80%/100%/120%)に設定 ON
5 感度設定 (下位) 100%(標準) = SW4:ON / SW5:ON ON
6 微動検知機能 有効 (高感度) 無効 (標準) OFF

トラブルシューティング(現場での障害切り分け)

障害現象 主な原因と対処法
全く検知しない
(LEDも光らず出力も出ない)
電源断、電圧降下、ウォームアップ中(通電後1分以内)、赤外線の遮蔽(ガラス等)、エリア設定のズレが考えられます。端子間の電圧(DC9.5V以上)や光学アライメントを確認してください。
人がいないのに動作する
(誤報)
エリア内にFAX等の熱源、揺れるカーテン、ペットの動線があるか、急激な温度変化(エアコン)や外乱光(西日等)の影響がないか確認し、設置場所を変更または感度を下げてください。
LEDは点灯するが、防犯盤側で検知しない 警報線の断線・ショート、またはDIP SW3の接点モード(a接/b接)が防犯盤の設定と異なっている可能性があります。設定を確認してください。
赤色LEDが連続点滅し、警報が出っ放しになる 自己診断機能による異常警報です。ヘッドユニットの照準位置からの戻し忘れ、低電源電圧(8.5V以下)、または機器故障が原因です。

製品仕様

項目 内容
品名 / 品番 パッシブセンサー / PA-4820A
検出方式 パッシブインフラレッド方式(デュアルツイン・ファジィ処理)
警戒エリア 面警戒 最長25m
センシティブゾーン 6対(24本)
微動検知機能 センシティブゾーン:12対
エリア調整範囲 上下方向:20°、水平方向:±5°
電源電圧 DC9.5?28V(極性なし)
消費電流 30mA以下
警報出力 接点方式:無電圧半導体接点(a接点/b接点切替式)
接点動作:ワンショット動作(約2秒)
接点定格:DC30V(AC24V)・0.25A(抵抗負荷)
(接点保護抵抗3.3Ωを内蔵)
タンパー出力 接点方式:無電圧接点(b接点)
接点動作:カバーをはずした時に出力
接点容量:DC30V・0.1A(抵抗負荷)
アラーム表示灯 赤色LEDにて表示
ウォームアップ時:点滅(0.5秒おき)
警報出力時:点灯(約2秒)
異常警報時:連続点滅[機器異常]、連続点灯[低電源電圧異常、位置異常]
メモリー表示灯 黄色LEDにて表示
メモリー起動時:点滅
メモリー表示時:点灯
アラームメモリー機能 オートリセットメモリー:3分点滅、47分点灯のオートリセット動作
マニュアルメモリー:6番端子を使用してメモリー停止、表示、リセットを制御
異常警報機能 機器異常:内部回路配線の損傷監視(異常警報動作)
低電源電圧異常:電源電圧の異常低下監視(異常警報動作)
位置異常:照準の戻し忘れ監視(異常警報動作)
使用可能周囲温度 -10℃?+50℃(結露なきこと)
設置場所 屋内の壁面・柱など(取付高さ:最大4mまで)
配線接続 端子台に配線接続
外観 樹脂(ホワイト)
外形寸法 / 質量 H:127mm × W:90mm × D:60mm / 約165g

FAQ

Q:屋外に設置することは可能ですか? A:本製品は屋内専用です。屋外や直接水がかかる場所には設置できません。
Q:取付高さの制限はありますか? A:最大4.0mまでです。これ以上高く設置すると、足元の死角が拡大し、センサーの感度が著しく低下します。
Q:ガラス越しでの検知は可能ですか? A:不可能です。本製品が検知する遠赤外線はガラスや透明なアクリル板を透過しないため、ガラス越しの警戒はできません。
Q:エアコンの吹き出し口付近に設置しても大丈夫ですか? A:急激な温度変化が誤報の原因となるため、エアコンや暖房器具の吹き出し口の直撃、または直上への設置は厳禁です。
Q:アラーム表示灯(赤色LED)が連続点滅して警報が出続けます。原因は何ですか? A:自己診断機能による「異常警報」が働いています。機器内部の破損・断線、供給電圧の低下(約8.5V以下)、または照準位置からの戻し忘れのいずれかが原因です。
Q:警報出力の接点方式を変更できますか? A:DIPスイッチ(SW3)の設定により、a接点(N.O.)とb接点(N.C.)を切り替えることができます。防犯用途では断線検知が可能な「b接点」を推奨します。
Q:複数台を同一配線で接続する場合の注意点はありますか? A:電線の導体抵抗による電圧降下にご注意ください。配線末端のセンサーで、必ずDC9.5V以上が確保されていることをテスターで実測してください。
Q:感度の調整はどのように行いますか? A:内部のDIPスイッチ(SW4とSW5)の組み合わせにより、現場のノイズレベルに合わせて60%、80%、100%(標準)、120%の4段階に調整可能です。
Q:アラームメモリー機能とは何ですか? A:1つのゾーンに複数のセンサーを接続している場合、発報したセンサーの黄色LEDを点灯または点滅させることで、事後にどのセンサーが検知したかを特定できる機能です。
Q:電源に極性はありますか? A:電源入力端子は無極性(極性なし)です。プラスマイナスの接続間違いによる機器の焼損リスクがありません。