TBR-AB110RA バリア・リレー・システム 10チャンネル TAKEX 竹中エンジニアリング TAKEX 竹中エンジニアリング セキュリティストア 【Security Store】

TBR-AB110RA バリア・リレー・システム 10チャンネル TAKEX 竹中エンジニアリング [TBR-AB110RA]

TBR-AB110RA バリア・リレー・システム 10チャンネル TAKEX 竹中エンジニアリング [TBR-AB110RA]

販売価格: 会員のみ販売

商品詳細

TAKEX(竹中エンジニアリング) 防爆関連機器 本質安全防爆 絶縁形バリア 10チャンネル

TBR-AB110RA バリア・リレー・システム 10チャンネル

TBR-AB110RAは、爆発性雰囲気が存在する危険場所の接点信号を、安全場所へ確実に伝送するための絶縁形本質安全防爆バリア・リレーです。フォトカプラ・トランス絶縁方式の採用により、従来必須であった厳格なA種接地工事が不要となり、施工コストの大幅な削減と高いノイズ耐性を両立しています。

  • 型番: TBR-AB110RA
  • 防爆性能: [Ex ia] IIC(バリヤ側)/ Ex ia IIC T6 Ga(スイッチ側)
  • 入力: 10チャンネル(接点入力)
  • 絶縁方式: 絶縁形(A種接地不要)
  • 電源: AC100〜240V(フリー電源)
  • 主な用途: 化学プラント、塗装工場、ガソリンスタンド等の危険場所信号伝送
TBR-AB110RA 製品画像

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この製品が向いている用途

  • 爆発性ガスが存在するゾーン0〜2のエリア
  • 接地網の構築が困難な現場の防爆計装
  • 多数の信号を省スペースで集約したい盤内
  • 水素やアセチレンを扱う高度な防爆環境
  • 既存のメカニカル接点スイッチの防爆化

導入前に確認したいポイント

  • 設置場所は「非危険場所」であるか(盤内等)
  • 現場スイッチの許容電圧・電流(Ui/Ii)の整合
  • 配線方式(コモン/セパレート)の選定
  • 配線距離によるインダクタンス・静電容量の制限
  • 出力先のPLC等がAC250V/3A以下の定格内か

特長

A種接地不要の「絶縁形」テクノロジー

内部回路で危険場所側(本安回路)と非危険場所側(一般回路)を電気的に完全に絶縁しています。従来のツェナーバリアで必須だった10Ω以下の厳格なA種接地工事が一切不要なため、施工の大幅な簡略化と、地絡事故やノイズループのリスク排除を同時に実現します。

最高ランクの防爆性能「ia」に適合

防爆性能は国際整合技術指針2015に適合した [Ex ia] IIC です。「ia」は2つの独立した故障が発生しても安全を維持できる最高ランクの安全レベルを指し、水素やアセチレンを含むすべての可燃性ガス環境(IIC)で使用可能です。

10チャンネルの高密度信号集約

1台で最大10系統の接点信号を処理可能です。押しボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど、現場の多種多様なデバイスからの信号を一括して安全場所のPLCや制御盤へ伝達できます。

柔軟な配線方式(コモン/セパレート)

現場の配線コストを抑える「コモン配線」と、長距離伝送(最大160mHの許容インダクタンス)に有利な「セパレート配線」の両方に対応しています。現場のケーブル芯数や敷設距離に合わせて最適な構成を選択いただけます。

AC100V〜240Vのフリー電源対応

電源入力はAC100VからAC240Vまで幅広く対応しています。プラントごとの電源電圧の違いを意識することなく導入でき、電源トランスの追加といった設計変更の手間も省けます。

視認性に優れたステータスLED

フロントパネルに電源表示灯(緑)と、各チャンネルごとの動作表示灯(橙)を装備。現場スイッチの動作と連動して点灯するため、試運転時の動作確認やメンテナンス時の故障切り分けが迅速に行えます。

優れた耐環境性と設置性

35mm DINレール取付に標準対応。-20℃〜+60℃の広い動作温度範囲をカバーし、振動や衝撃にも強い設計となっており、過酷なプラント内計装盤での長期運用を支えます。

選定時に評価したい強み

  • 施工性の圧倒的向上: 本安接地(A種接地)が不要なため、接地工事のコストと工期を削減。
  • 高い安全信頼性: 「ia」ランク適合により、最重要防爆エリアでも安心して採用可能。
  • 省スペース設計: 10chをコンパクトな筐体に凝縮し、計装盤の小型化に貢献。
  • メンテナンス性: 接点動作をLEDで一目で確認でき、トラブル復旧を迅速化。

LED表示と動作状態

LED名称 点灯時の状態 消灯時の状態
POWER 電源供給中(正常) 電源断または内部故障
CH1〜10 現場スイッチ ON(閉) 現場スイッチ OFF(開)または断線

施工・設置ガイド

防爆認定を維持し、安全に運用するために以下の施工ルールを厳守してください。

確認項目 本製品での基準・考え方
設置場所 必ず「非危険場所」に設置してください。
配線分離 本安配線(青色推奨)と非本安配線は、ダクトを分けるか50mm以上の離隔が必要です。
接地 本安接地(A種接地)は不要です。機器の外箱やレールは適宜D種接地を行ってください。
端子締め付け 0.3 N・m 以下のトルクで締め付けてください。過度な締め付けは故障の原因となります。
許容インダクタンス コモン配線時は1mH、セパレート配線時は160mH以内となるようケーブルを選定してください。

製品仕様

項目 内容
型式TBR-AB110RA
型式検定合格番号第TC22165号(TIIS)
チャンネル数10チャンネル
防爆構造本質安全防爆構造(国際整合技術指針2015適合)
防爆性能スイッチ:Ex ia IIC T6 Ga / バリヤリレー:[Ex ia] IIC
最大電圧 (Uo)11.9 V
最大電流 (Io)169.6 mA(コモン配線時) / 10.6 mA(セパレート配線時)
最大電力 (Po)505.6 mW(コモン配線時) / 31.6 mW(セパレート配線時)
許容キャパシタンス (Co)800 nF
許容インダクタンス (Lo)1 mH(コモン配線時) / 160 mH(セパレート配線時)
非本安回路許容電圧 (Um)AC250V (50/60Hz) / DC250V
出力モードリレー出力 1a × 10
出力接点定格3A(AC250V / DC30V)以下 抵抗負荷(コモン合計最大10A)
操作電源AC100〜240V 50/60Hz
応答時間11 ms以下
消費電力8.1 W
接続方式端子台式(締め付けトルク:0.3 N・m以下)
使用周囲温度-20℃ 〜 +60℃ (氷結しないこと)
使用周囲湿度40 〜 85% RH (結露しないこと)
絶縁抵抗DC500Vメガにて 10 MΩ以上
耐電圧AC1600V(本安⇔非本安間 1分間)/ AC1500V(電源⇔出力間 1分間)
耐振動複振幅 0.75mm (10〜55Hz)
耐衝撃500 m/s2 (直接取付時) / 300 m/s2 (DINレール取付時)
質量約 360 g

FAQ

Q:A種接地工事は本当に不要ですか? A:はい、本機は絶縁形を採用しているため、防爆性能維持のための本安接地(A種接地)は不要です。これにより接地工事のコストを削減できます。
Q:水素ガスが発生する環境でも使用できますか? A:可能です。防爆性能は IIC 規格に適合しており、水素やアセチレンを含むすべての可燃性ガスに対応しています。
Q:危険場所に直接設置することはできますか? A:できません。本機(バリア本体)は必ず非危険場所に設置してください。危険場所に設置できるのは本機に接続されたスイッチ(接点部品)のみです。
Q:10チャンネルすべてをコモン配線でまとめることは可能ですか? A:可能です。ただし、コモン配線時は許容インダクタンス(Lo)が1mHと厳しくなるため、配線長が長い場合はセパレート配線を検討してください。
Q:LEDが橙色に点灯しているのにPLCに信号が入りません。 A:橙LEDが点灯しているなら本安側は正常です。バリアの出力接点とPLC間の配線、またはPLC側の入出力設定を確認してください。
Q:誘導ノイズによる誤動作を防ぐには? A:本安回路の配線はシールド線を使用し、非危険場所側でのみ1点接地してください。また動力線との平行布設を避けてください。
Q:DINレールに取り付ける際の注意点は? A:振動によるズレを防ぐため、レール上では必ずエンドプレート(ストッパー)で両端を固定してください。
Q:推奨される現場スイッチの仕様は? A:電圧Ui:15V以上、電流Ii:200mA(コモン)/50mA(セパレート)以上の定格を持つスイッチを推奨します。
Q:応答時間はどのくらいですか? A:11ms以下です。一般的なPLC制御の信号伝送には十分な速度ですが、超高速パルス伝送には適しません。
Q:防爆認定の有効期限はありますか? A:検定合格番号に基づき製造されており、製品が認定時の仕様を維持している限り有効ですが、定期的な点検が推奨されます。