LRX-01 受信ユニット TAKEX 竹中エンジニアリング TAKEX 竹中エンジニアリング セキュリティストア 【Security Store】

受信ユニット [LRX-01]

商品詳細

TAKEX(竹中エンジニアリング) LoRa変調方式 長距離ワイヤレス受信機 特定小電力無線局 屋外設置対応

受信ユニット LRX-01

LPWA技術の「LoRa変調方式」を採用し、見通し最大3kmの圧倒的な長距離通信を実現した、プロフェッショナル仕様のワイヤレス受信機です。

従来の無線機では届かなかった広大な敷地や大型施設において、中継機を最小限に抑えた高信頼な監視システムを構築可能です。双方向通信(アンサーバック)による確実な信号伝達と、遠隔からのセンサー動作テスト機能を備え、大規模警備の省力化と信頼性向上を両立します。

  • 型番: LRX-01
  • 無線方式: 920MHz帯 LoRa変調方式(LPWA)
  • 電波到達距離: 最大 約3km(屋外見通し)
  • 電源電圧: DC10V 〜 30V(極性あり)
  • インターフェース: LAN (Ethernet / FINS UDP), micro USB
  • 設置環境: 屋内・屋外(IP65相当 / -40℃〜+60℃)
受信ユニット LRX-01 製品外観

この製品が向いている用途

  • 空港、発電所、工場などの広大な敷地境界監視
  • 配線工事が困難な既設物件の警備システム更新
  • ソーラー電源と組み合わせた完全ワイヤレス化
  • 複数棟にまたがるビルの統合管理・信号受信
  • 長距離の接点伝送が必要な産業用モニタリング

導入前に確認したいポイント

  • アンテナ設置高さを4m以上確保できるか
  • アンテナ台座を固定する200mm角以上の金属面があるか
  • 電源容量(350mA)および電圧降下を考慮した配線径か
  • 警報ベル等のノイズ源から3m以上の離隔があるか
  • 設定用にWindows PC(USB接続)が用意できるか

特長

LoRa変調方式(LPWA)による圧倒的な長距離通信

LPWA(Low Power Wide Area)の代表的な無線規格であるLoRa変調方式を採用。従来の特定小電力無線に比べノイズ耐性に極めて強く、回折(回り込み)特性に優れた920MHz帯を使用することで、見通し距離最大約3kmという驚異的な通信距離を実現しました。

免許・申請不要、通信費ゼロで即導入可能

特定小電力無線局の規格に準拠しているため、無線免許の取得や電波利用の申請手続きは一切不要です。また、公共回線を使用しない独自のネットワークを構築するため、月々の通信ランニングコストも発生しません。

アンサーバック機能による高度な通信信頼性

送信機(LTX-1001)との間で双方向通信を行います。受信機が警報信号を正常に受理したことを送信機へ通知する「アンサーバック機能」により、通信の不達を防止。業務用セキュリティに不可欠な「確実に届く無線」を実現しています。

遠隔赤外線センサーチェック機能による保守の効率化

本機から送信機へ指示を送り、接続されている赤外線センサーの投光器電源を一時的に遮断させることが可能です。広大な敷地内を歩き回ることなく、システム側から遠隔でセンサーの警報動作確認が行えるため、定期点検の工数を大幅に削減します。

過酷な屋外環境に対応する耐環境設計

IP65相当の耐塵・防噴流構造を誇り、屋外への直接設置が可能です。また、使用周囲温度は-40℃〜+60℃と非常に広く、寒冷地から炎天下の環境まで、季節を問わず安定したパフォーマンスを発揮します。

多彩なインターフェースとシステム連携

LANポート(Ethernet)を搭載し、FINS/UDPプロトコルを用いたコントローラ連携が可能です。また、micro USBポートを介してPCと接続することで、詳細な無線グループ設定やIPアドレスの設定が容易に行えます。

ソーラー電源運用による「完全ワイヤレス」の実現

別売のソーラー電源ユニットと組み合わせることで、電源配線すら不要な完全ワイヤレスシステムを構築できます。河川の監視や山間部、電源確保が難しい大規模敷地でも設置場所の制約を受けません。

リアルタイムな状態把握を助ける3色LED

筐体内部に電源(橙)、Ethernet(緑)、無線受信(黄)の3つのLEDインジケーターを装備。無線パケットを受信するたびにトグル点灯(反転)する仕様により、現場での電波状況の切り分けやトラブルシューティングがスムーズに行えます。

選定時に評価したい強み

  • 最大3kmの到達力: 中継機を減らすことで故障リスクとコストを同時に低減。
  • 双方向通信: アンサーバックにより「警報の出しっぱなし」を防ぐ高い信頼性。
  • 点検コスト削減: リモートセンサーチェック機能による保守作業の自動化。
  • 産業用グレード: -40℃〜+60℃対応で、インフラ設備などの厳しい環境にも対応。

施工・設置ガイド

本機の長距離性能を最大限に引き出すためには、アンテナの設置条件が極めて重要です。以下のガイドラインを厳守してください。

確認・施工項目 基準・推奨事項
アンテナ設置高さ 地上4m以上を推奨(送信機側は1.5m以上)。フレネルゾーンの確保に必要です。
アンテナ設置面 200mm×200mm以上の金属板に吸着させてください(グラウンドプレーンとして機能)。
ノイズ対策 DCモーター駆動の警報ベルやトランスから3m以上離してください。
防水処理 ケーブルクランプのキャップを1.2N・mで均等に締め、パッキンの浮きがないか確認してください。
無線グループ設定 送信機と受信機の「グループ(A〜P)」および「周波数(F1〜F15)」を一致させてください。

LEDインジケーターの挙動解説

LED名 状態と意味
電源表示灯 橙色 点灯:正常通電中 / 消灯:電源未供給または異常
Ethernet表示灯 緑色 点滅:ネットワーク通信中 / 消灯:リンクダウンまたは設定不一致
無線表示灯 黄色 受信毎に反転点灯:送信機からのパケットを受信した瞬間に状態が変わります。

製品仕様

項目 内容
品名 / 品番 受信ユニット / LRX-01
電源電圧 DC 10V 〜 30V(極性あり)
消費電流 350mA
使用周波数帯 920MHz帯 15波(特定小電力無線設備)
変調方式 LoRa変調方式
無線設定(固定) 周波数帯域幅: 125kHz / 拡散率: 10
空中線電力(出力) 20mW
空中線(アンテナ) モノポールアンテナ(ケーブル長 5m付属)
受信可能距離 約3km(見通し距離) ※設置条件あり
通信インターフェイス LAN (Ethernet) / FINS UDP, micro USB (TypeB)
使用可能周囲温度 -40℃ 〜 +60℃(結露・氷結なきこと)
設置場所 屋外・屋内(IP65相当)
質量 本体:約600g / アンテナ:約950g(ベース含む)
外観 / 材質 樹脂(ベージュ) / 寸法: 200×155×60 mm

FAQ

通信距離は本当に3km届くのですか? はい、屋外見通し環境で、受信アンテナを地上4m、送信機を1.5m以上に設置した場合の公称値です。遮蔽物や設置高さにより変動しますが、従来の無線方式より格段に長距離の通信が可能です。
利用にあたって月額の通信費用はかかりますか? いいえ。特定小電力無線を使用する独自のシステムですので、月々の通信料やランニングコストは一切かかりません。
無線免許や総務省への申請は必要ですか? いいえ、必要ありません。本機は特定小電力無線局の技術基準適合証明を取得しており、どなたでも購入・設置いただけます。
どのような電源が必要ですか? DC10V〜30Vの安定した直流電源が必要です。消費電流は350mAですので、長距離配線時の電圧降下を考慮した電源設計を行ってください。
アンテナは屋外に出す必要がありますか? 受信機本体もIP65相当の防水設計ですので屋外設置が可能ですが、より安定した通信のためにアンテナは周囲に障害物のない高所(地上4m以上)へ設置してください。
「アンサーバック機能」とは何ですか? 受信機が信号を受け取った際、送信機に対して「届きました」という返信を行う機能です。これにより、送信側でも確実に受信されたかを確認でき、信頼性の高い警備運用が可能です。
赤外線センサーの動作確認を遠隔で行うには? 本機には「センサーチェック信号」の送信機能があります。これを利用して送信機に接続された赤外線センサーの投光を一時的に止め、意図的に警報を発生させるテストが可能です。
設定の変更はどうやって行いますか? 筐体内部のmicro USBポートとWindows PCを接続し、専用の無線パラメータ設定ツールまたはターミナルソフトを使用して、グループ設定やネットワーク設定を変更します。
電波が届かない場合の対策はありますか? アンテナの設置位置を高くする、または見通しを確保できる位置に移設してください。また、中継機を追加して通信距離をさらに延ばすことも可能です。
寒冷地でも使用できますか? はい、-40℃まで対応しています。氷結や結露がない環境であれば、寒冷地でも問題なく安定稼働します。